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5.「褒める」と「誉める」③

「子どもはほめて育てる」

本コラムの冒頭に書きました。
本当のことを申し上げると、「ほめて育てる」という言い方自体に、大人目線を少し感じる部分があります。

生まれたての赤ん坊がいろんなことを自分でできるようになるまでの過程は、確かに保護者の手によって「育てる」という表現がぴったりでしょう。その経験からか、子どもはいつまで経っても手がかかるし、いくつになっても子どもは子どもという感覚からなかなか抜け出せないというのも非常に共感できる部分があります。

しかし、小学生の学習面に限っては、

「子どもはほめられなくても学習する」

という気がします。
おそらく大人が考えている以上に、お子さんたちは日々いろんなものに触れ、知らない情報や知識に触れ、自分とは異なったクラスメイトの発言に触れ……など、刺激に満ちた生活をしているのだと思います。家族よりも友だちの影響を強く受けるようになったり、保護者よりも先生の言うことの方をよく聞くようになったりしてくるのも、お子さん自身が考え・判断して活動していることの証拠ではないでしょうか。

だからこそ、お子さん自身が何を考えているか見てあげること、何をしようとしているか聞いてあげること、その行動や意欲自体を「褒める」ことが何よりの上策のような気がします

結果の良し悪しは置いといて、お子さんの考え・行動、そこに至るまでの意欲といったものを認めて「褒め」てあげること。それがお子さんたちにとって何よりも安心感になり、たとえ上手くいかなくても次へのチャレンジをする羽休めとしてのご家庭という大きな役割が生まれてくるのだと思います。


「子どもはほめられなくても学習する」
でも、「うまく褒めてあげたらなお伸びる」
そんな気がします。


中学受験を上手に乗り切って無事に巣立っていく受験生たちを見送る時に思うことがあります。
彼らに共通しているのは、ある時期からは自分のことを自分でやり、自分のために受験勉強をやり遂げる姿勢でいたこと、つまり自立しているということです。

お子さんたちを「褒める」ことで、いずれたくましく自分の力で歩き出せるようになってくれたら、理想的ですよね。
親心としては少しものさびしい気もしますが……

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