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34.中学受験 いつから準備すべきか②

前回は中学受験学習を始める時期についてお届けしました.
今回は中学受験学習が本格化する小学4年生になるまでに準備しておきたいことの前半をお伝えしていこうと思います。


小4までに準備しておきたいこと その1

自分の好きなことに夢中になる経験

お気に入りのおもちゃや本、近所の公園へのおでかけなど、一見勉強には直結しなさそうなことだし、大したことでもなさそうなのに、気がつけばいつも同じような遊びをしているというご経験を、お子さんはお持ちでしょうか?

毎日でも見たい・暇さえあれば手にしていたいというような夢中になれることというのは、傍から見れば同じことを繰り返しているようにしか見えませんが、お子さんたちの中ではいろんな想像力をかき立てながら、日々新しい発見や感動があると言われています。

毎日見ていることも見方が変われば新たな気づきがあり、自分以外の誰かと関わればまた新しい視点を得ることもできて、ついつい深追いしてしまうというような夢中になれる経験は、お子さんの探究心や知的好奇心の発達にとてもいい影響があるということも知られています。

例えば、ブロック遊びは、一見作って壊しての繰り返しですから、工作の延長のように捉えられがちですが、お子さんたちの中では完成予想図を思い浮かべたり、ストーリーを作り上げたりしながら自分の手で作り上げていくというプロジェクトを進めているような感覚になっているかもしれません。

他にも、お絵描きなどは、これまでのことを振り返りながら思い出を再現したり、空想世界を絵にすることで、自分の理想を具現化したりという体験を自ら作り出していることにもなるでしょう。


では、これらの夢中になる経験が中学受験とどのように関係しているかというと

○自分が知らなかった未知の領域に対する興味を持つこと
○興味を持った分野を深く追求しようとすること

これらのことにとてもいい影響があるのではないかと思います。

ですから、本をたくさん読むとかすばやく計算できるようになるといった、勉強に直結するようなものよりも、純粋に何かを追い求める力を持っているお子さんの方が、先々の伸びしろを感じることが多いというのが本音のところです。



小4までに準備しておきたいこと その2

カバンの中は頭の中、机の上はプライオリティ

お子さんたちと日々過ごされる中で、「片づけなさい」という言葉をどれくらい使っていらっしゃるでしょうか?

毎日忙しくされている保護者の方からすれば、毎日のように片づけに言及しなければならないのは正直ストレス以外の何物でもないでしょうが、部屋の片づけは百歩譲ったとしても、自分の身の回りの片づけや学校の準備などは、自分でできるようにしておく必要があるものと思います。

「自分のことを自分でやるのは当たり前」と思いつつも、ついつい管理したくなってしまう気持ちも分からなくはないですが、取り返しのつかないようなものでなければ、忘れ物で困ることがあっても、その経験を次に生かしていくということの方が、長い目で見ればお子さんのためになっているのではないでしょうか。

整理整頓という言葉をよく耳にしますが、実は整理と整頓は意味合いが少し異なります。

○整理…要らないものを処分すること
○整頓…要るものを使いやすい状態にすること

つまり、カバンの中は整理すべきですし、机の上は整頓だけすればいいというのが理想の状態となるでしょうか。

もちろん、低学年のお子さんがそんなにきっちりと整理整頓するのは現実的ではありませんが、高学年で成績が上位のお子さんほどカバンの中はすっきりしている傾向にありますし、カバンの中から何かを取り出すのにも苦労しないことが多いのは事実です。

なぜかというと、

カバンの中が整理されている=自分にとって必要なことが分かっている

ということになるからです。


また、机の上の整頓は、きれいに片付いていることよりも、優先順位が明確になっていることの方が重要です。

よく使うもの、たまにしか使わないもの、ほとんど使わないけどないと困るものなどがそれぞれの場所に置いてあるというのが理想的な整頓と言えるでしょう。

片づけたはいいけどすぐに散らかってしまうという方は、優先順位ではなくカテゴリーごと(教科書・ノート・プリントなど)に片づけてしまい、結局数日後には元通りなんてことになっているかもしれませんし、片付けを始めたはいいけど時間がかかりすぎるというお子さんは、もしかすると優先順位とカテゴリーの分類で区別がつかなくなっている状態かもしれません。

一般的にも、仕事ができる人は机の上が整頓されているなんてことを言ったりしますよね。

整頓ができている=自分がやるべきことの優先順位が明確になっている

つまり、自分で整頓できるということは、宿題をやる順序や時間の使い方、問題に取り組む時の要領などにもつながってくる大きな力と言えるのではないでしょうか。


今回は中学受験学習が本格化する小学4年生になるまでに準備しておきたいことの前半をお伝えしましたので、次回は続きをお届けいたします。
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