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1.まなびをあそびに①


四谷大塚の小学1年生ジュニア予習シリーズの解答と解説では、まず大切にしたいことはお子さまに興味・関心を持ってもらうこと、つまり「好きこそものの上手なれ」の言葉通り、「好き」になることが学力向上につながっていくとあります。

たしかに、「好きなこと」であれば時間を忘れて没頭できるでしょうし、多少思い通りにいかないことがあっても何とか乗り越えていこうとするような気がしますから、四谷大塚の仰る通りだと思います。
しかし、長年小中学生を指導してきた経験上、いつまで「好き」でいられるか?、そもそも本当に「好き」でやっていたのか?と不思議に思う場面が多々あります。

例えば、小学校低学年のお子さんは、漢字テストや計算テストもさほど嫌がらずに一生懸命やる方が多いと思います。まじめに練習をして、褒められたら次も頑張ろうとする姿を見る限りでは、きっと「好き」な方と言えるのではないでしょうか。

その反面、小学校高学年で漢字テストが「好き」なお子さんはあまり見かけませんし、中学生にいたっては漢字テストを「好き」でやっている方は皆無に近いかもしれません。

原因や理由は人それぞれでしょうが、小学校低学年だからこそ、「好きなこと」と「好きになること」はまったく別物であると認識してお子さんに接していくことが先々重要になってくるように思います。

「好きなこと」は理由がなくても「好き」だからいい。でも初めは「好き」だと思っていなかったことを「好きになる」にはそれなりの工夫と努力、日々の接し方や配慮といったさまざまな要素が関係してくるような気がします。

そこで、教育プラザが提案するのは「まなびをあそびに」という考え方です。

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