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23.学校に行きたくない病①

「夏休みが終わらなければいいのに…」
保護者の皆様も何度かボヤいたことがあるフレーズではないでしょうか?
当然のことながら、子どもの特権である夏休みは、現代っ子たちだって名残惜しいものに感じているのではないかと思います。

ただ、そうは言いつつも長かった夏休みが終わり、学校生活が始まろうとしています。
残念ながら長期休暇明けには、何かとぐずり始めたり、急に体調を崩したりする小中学生が増える傾向にあるのは世間一般でも事実のようです。

それはそうですよね。

6週間も自由を満喫しておいて、来週から学校生活に逆戻りとなれば、いろんな面で不具合が出てくるのも無理のないことのように思います。

大人の私たちだって、6週間休んだ後に何事もなかったかのように仕事に復帰できるかと言えば、なかなか難しいのではないでしょうか。
まして、小学生となれば、自分の様子が少しおかしいということ自体に気づけないこともあれば、不調の原因がなにかも分からないし、うまく伝えることもできないといった状態だとしてもおかしくないでしょう。


そこで、まずはこの「学校に行きたくない病」とも呼べる状態について、お子さんたちの中で何が起こっているかというところから見ていきましょう。

①夏休みが終われば学校に行かなければならないということは理解している
まず、お子さん自身が学校には行かなければいけないということは十分理解しているでしょうし、学校に行きたくないと打ち明けることで、親御さんにどれだけ迷惑がかかるかもちゃんと分っているケースが多いのではないでしょうか。
それでも学校に行きたくないと打ち明けるのは、お子さんなりに相当悩んだ末の結論で、すでにその時点でかなりのストレスをため込んでいる可能性があります。

②学校が始まることへの不安・心配が渦巻いている
毎日自動車の運転をしている人が6週間ハンドルを握らなかったら、感覚的に少し不安になったりしないでしょうか?
実際、学習塾で指導しているとゴールデンウィークの1週間ホワイトボードに字を書かなかっただけで、なんだかうまく字が書けないことがあったりします。

同じように、夏休み前まで普通にできていたことでさえ、「大丈夫かなぁ…」と漠然とした不安に襲われても不思議ではないと思います。

仮に、夏休み前に友人関係で苦労をしていたり、学業面や生活面で苦手意識があったりすると、「うまくできなかったらどうしよう…」という心配ばかりが頭に浮かんでくることもあるかもしれません。

③自分の気持ちや頭の中のことをうまく伝えられないで困っている
大人であれば、自分のメンタル面や体調面の不具合についても、何かしらの表現ができるでしょうし、その原因や対策についても考えることができるかもしれません。

ただ、お子さんたちは自分の気持ちや頭の中のことをうまく表現できないことが多々あります。
「なんか変な感じがする」とか「なんとなくやる気がしない」とかいったあいまいな表現でしか言葉にできないのが、一般的なお子さんの特徴だと思います。


大人目線で考えると、「大丈夫だよ」とか「自信持ちなさいよ」とか「元気出して行ってらっしゃい」というようなフレーズをつい口走ってしまいそうですよね。
しかし、それらの励ましやアドバイスが、余計にストレスをため込む原因となったり、本音を言えなくなったりすることもあるようです。

保護者の方としては頭が痛いところですが、「なんで行きたくないの?」とか「どうして行きたくないの?」というような原因追及を何度もしてしまうと、ただお子さんを追い込んでしまうだけで、原因がどんどん見えにくくなってしまうという皮肉な結果にもなりかねません。

もしかするとみなさんのご家庭の居心地が良すぎるというぜいたくな悩みという一面もあるかもしれませんが、お子さんに対する対処法についてはまた次回コラムでご紹介したいと思います。
ただの怠け癖であれば、お尻たたいて行ってらっしゃいで済むのですが…
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