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小学英語の重要性①

毎年5月下旬になると前年度の千葉県公立高校入試結果が公表されます。

令和6年度入試の各教科平均点は、国語50.4点、社会57.5点、数学51.9点、理科59.1点、英語56.4点、5教科275.3点とやや高めの水準だったようです。

これだけなら別に何も心配なく小学校の学習を進め、中学校での学習へと移行していけるような気もしますが、実は平均点からは見えてこない各教科の課題があります。

それは、得点分布です。


一般的には、平均点前後に一番人数が集まる「山型」の分布が想像されるでしょうが、実は英語だけは毎年「ふたこぶラクダ」のような分布になることが多く、平均点を境目にして左右対称に近い分布となることが多いというのをご存じでしょうか。

例えば令和6年度では、20点台から80点台までがすべて10~15%おり、40点台を境目として30点台と50点台がほぼ同数いたというような結果になっています。

(千葉県教育委員会HPより抜粋)

英語が苦手な中学生には、よく「公立入試40点の壁」なんて話をすることがありますが、40点の壁を越えていけるかどうかには、大きく分けて「①語彙力」と「②英文法の基本ルールの定着」の2つの要素があると教育プラザでは考えています。


①語彙力 

大学入学共通テストで必要となる語彙力が激増しているというのをご存じでしょうか。

センター試験最終年の2020年英語では4,328語だった使用語彙数が2024年共通テストでは6,340語と約1.5倍に増えています。ちなみに1995年センター試験では2,620語でしたから、その当時からすると2倍以上の語彙力がないと大学入学共通テストに対応できないのが現状です。


実は大学入試制度改革の目玉の1つに「英語4技能の評価」というのがありました。

従来の「読み・書き」重視から「聞く力・話す力」も試していこうというのがそもそもの狙いだったようですが、肝心の「話す力」は紆余曲折した挙句、現在は各大学の判断に委ねられているのが実情です。


皮肉なのは、いずれ対応を迫られるであろう大学入試改革を見越して小中学校の学習指導要領は定められており、結果として中学校の教科書も豊富な語彙とコミュニケーションを意識した対話文中心のつくりとなっていることです。


結論から申し上げれば、現在の中学校英語教科書を苦にせずに学習していくためには、小学英語でそれなりの準備をしておかないと厳しいという現実があるということです。


現在の学習指導要領では、かつて小学5・6年生が行っていた英語に親しむ授業を小学3・4年生に前倒しをし、小学5・6年生では中学校に通じる英語学習を進めることとなっていますが、みなさんの小学校ではいかがでしょうか。

そもそもが余裕のない時間割の中に英語を割り当てなければならないため、おそらく小学校サイドとしても苦心されているのではないかと思われます。

結果として小学校での英語学習が当たり障りのない内容で終わってしまうと、中学英語のスタート時点でつまずいてしまう可能性が大きいということは、頭の片隅に留めておいたほうが良さそうです。


教育プラザも2024年度から小学英語を一新しました。

単に詰め込み・先取り学習をするのではなく、英検該当級の語彙力・文法力をしっかりと身につけたうえで中学生になってもらいたいというコンセプトで進めています。


今回は小学英語の重要性①ということで、語彙力についてお伝えしました。

次回は小学英語の重要性②基本文法の定着ということについて述べていこうと思います。

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